私たちは「労働組合の働くものと経営者の協力で生産性を高め、そこに働く人々の経済的 社会的地位の向上をはかることや、さらに広く国民福祉の向上をはかることにある」という考え方を基本とします。 したがって働く人たちの労働条件をはじめ、生活諸条件を守り向上させるための活動を主たる目的としています。 つまり政治的な階級闘争や反体制運動(資本家階級は、労働者 の敵でありその体制は、革命によってのみ変えうるという思想と運動)を目的に労働組合を利用とする左翼的運動とはまったく違う立場をとっています。また「労使関係」に対する見方も、労働者と経営者との双方をあいいれない敵対関係とは考えず労使の利害が共通して協力し合う面もあれば、利害の反する面もあるという考え方に立っています。こうしたお互いの立場を尊重しあう民主的な労働運動をすすめてこそ、労働者と経営者との総合理解もはからえ、労使が互いに信頼し対等に話し合える環境も育ち、ひいては労使関係の民主化、近代化に通ずる道であると思います。
UIゼンセン同盟についてより引用.
- 私たちは、健全で強固な自主的組織を確立し雇用安定、労働諸条件の維持改善と、相互扶助の充実によって、働く者の経済的、社会的地位の向上を図ります。
- 私たちは、労働を通じて、技術を磨き、品性を高め見識を啓発することによって、人格の向上と完成を図ります。
- 私たちは、労使対等の立場に立って、相互の理解と信頼を基盤に、産業民主主義の徹底をはかります。
- 私たちは、労働の社会的意義を高めるとともに、社会正義と民主主義の拡大を求め、自由、平等、公正な社会の実現をはかります。
- 私たちは、志を同じくするものとの連携を強め、日本が進むべき道筋を追求するとともに、労働者の国際連帯を通じ、貧困の撲滅、人権抑圧からの解放、国際公正労働基準の確立、環境の保全、世界平和の実現に貢献します。